村田 みちのく宮城の小京都 重要伝統的建造物群保存地区に
2014年宮城県村田町の土蔵造りの町並みが重要伝統的建造物群保存地区に選定された。保存地区選定は宮城県内で初。景観の保存や修復事業が受けられ、伝統的建造物群の特性を維持する経費について国の補助を受けることが可能になります。美しい町並みが後世に残るのはよいですね。
蔵の町 村田を訪ねてみた
村田町は宮城県の南部に位置し、仙台と山形の分岐点として紅花交易など商人の町として栄えていました。しかしながら現代では東北新幹線、東北本線からはずれており、良い意味で当時の繁栄を伝える蔵の町並みが残っています。店蔵と門が交互に並ぶのが特徴的で、敷地内の主屋、土蔵、納屋など歴史的風致を良く残した景観は非常に価値が高いと評価されています。
やましょう記念館
みちのく宮城の小京都「蔵の町村田」の中心的建物。豪商やましょうの邸宅が記念館として蔵や屋敷を見学する事ができます。やましょうは村田商人大沼家の屋号で、紅花や生糸などを主とし、味噌、醤油、土地、金銭株取引など手広く活躍した村田有数の豪商です。(平成10年、七代当主大沼正七氏より寄贈)
かねしょう商店
やましょう3代目の弟さんが分家としてかねしょう商店を創業。
かねしょう商店の二階をかねしょうの時館(商いと暮らしの博物館)として公開している。村田に着いたらすぐに「寄っていってね~」とご主人が声を掛けてくれました。ご夫婦で二階を案内してくださり、紅花茶を頂きながら村田のお話し聞かせてもらい大変お世話になりました!
白鳥神社
源義家が村田付近で敵軍に追い込まれ窮地に陥ったとき、白鳥神社境内のフジが二匹の大蛇となって敵を敗退させたという伝説からこのフジの木に「奥州の蛇藤」と言われてる。長さ約25メートル、最大直径約1メートル。
アクセス
蔵の町 村田 みちのく宮城の小京都
住所:宮城県村田町
東北自動車道村田ICのすぐ近く
東北本線大河原駅、宮城交通路線バス約20分
仙台駅から高速バス(仙台・村田間)約45分(片道800円、往復1200円)
蔵の町村田観光に便利な駐車場
台数は限られていますが無料駐車場が数箇所ありました。
蔵の町並の通りに2カ所、白鳥神社前、村田町役場前など。
目印は「公共くらの厠・無料駐車場」のまちなみ案内板です。
紅花とは
紅花の色素の99%は黄色(サフロールイエロー)で、紅色の色素(カルサミン)ははわずか1%。江戸時代、紅の価値は金の10倍とも言われていました。紅花商人たちは、紅を京へ出荷し京から古着や雛人形を持ち帰ったと言われており、この地でも紅の色は雛人形でしか見ることの出来ない貴重な品、贅沢品だったようです。(奢侈禁止令で鮮やかな色は身に付けることが出来なかった)
重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、地震で被害を受けた建物の復興も進みつつあるので、今後もっともっと有名になっていく美しい町並だと思います。
蔵の町村田観光に便利な宿
- 秋保温泉 秋保グランドホテル
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- 9,900円~
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住所 | 〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原12-2 |
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最寄り駅 | JR仙台駅よりバスで50分、車で30分/東北自動車道仙台南ICより車で10分 |
電話番号 | 0570-026-001 |
評価 | 4.44 |